ビットコインの発行の仕組み
ビットコインの発行は、マイニングによってのみ行われています。円やドル・ユーロなどの国に認められた通貨である「法定通貨」の場合は、中央銀行(などの金融機関)が発行権を持っており、供給を行っていますが、ビットコインの場合は、オープンソースのプログラムが整合性を保った供給量の制御を行っています。取引ごとの暗号を解いたマイナーに新しいビットコインが報酬として支払われ、それがビットコインの供給になります。ビットコインの供給は「プルーフオブワーク」というマイニングのアルゴリズムで管理されており、マイニングを行うマイナーは、プルーフオブワークを行って取引を承認し、その成功の報酬として新しく発行されたビットコインを受け取る仕組みとなっています。プルーフオブワークの成功はネットワークで知らされ、ネットワークに参加している人々がそれを認証し、その上でその取引がブロックチェーンに追加される仕組みになっています。
マイニングによる成功報酬
マイニングによる1ブロックあたりの成功報酬は以下の通りです(成功報酬で得られるビットコインは決められています)。
2009年 | 50BTC |
2013年 | 25BTC |
2016年 | 12.5BTC |
2020年? | 6.25BTC |
2024年? | 3.125BTC |
・・・ | ・・・ |
2141年 | 0 |
動画で解説
当ページはYouTubeで動画の解説も行っています。

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